出産ドキュメント

2月27日、日中は何事もなく過ごしました。
夜、ブロードキャスターをぼーっと見よったら、時々お腹が痛い感じがするのに気が付きました。
23時頃から時計を見始めて、痛くなる間隔を測りよったら、だいたい10分間隔でした。
1時過ぎまで、ずっとこんな感じで、一度病院に電話をしてみました。
どんな話だったか忘れましたが、5分間隔になったらまた電話を下さい、と言ってたような気がします。
なので、一端寝ようと思い布団に入り、メモと鉛筆、目覚まし時計を枕元に置いて寝ました。
そしたら10分から5分間隔になったので、病院に電話すると一応入院の準備をして来て下さいとのことだったので荷物を持って病院に行きました(3時過ぎ)。
病院に行くまでの間、夫はウロウロしたり「俺は何したらいい?」と焦っていました。
とりあえず、腹ごしらえをしようと思ったのか「ごんぶと」を食べてました。
私はまだ余裕があって、日記を更新してたなあ。

病院に着くと、内診をまずしました。
助産婦さんがしてくれたんやけど、いつも検診で見てもらう内診とはちょっと違って、思わず「痛っ!」と言ってしまいました。
なんか、こう、腰を持ち上げられる感じで…ちょっと痛かったです。
結果、頭はだいぶ下がってきていて、子宮口は2p。
NSTもしたけど、私が思ってるより陣痛はきてなかったようです。
夫とNSTの機械から出てくるグラフ(?)のような物を見ながら「これが赤ちゃんの心拍で、これが私の陣痛の間隔…」と話しながら、20分くらいやったかな?
このまま入院してもいいし、家が近かったら帰って様子をみてもいいですとのことだったので、一度家に帰る事にしました。
しかし、帰ってる間にもお腹が痛くて痛くて、帰り近くのローソンに寄ったんやけど選んでる最中にも陣痛がきて立っておられず、車の中で待っていました。

家に帰ると、だいぶ痛みも遠のいて、テレビを見たり食べたり、洗濯をしたり。
陣痛の間隔も20分になったり、30分になったりとバラバラでした。
しかし、夜になると10分間隔になり、そのうちまた5分間隔に…。
夫は「また来たが?(陣痛)」と、夕べのように親身(?)になってくれず、そのうちまた治まるやろう、みたいな感
じであまりかまってくれませんでした。そしたら、トイレで血の混じったドローンとしたオリモノが出てきました!
病院に電話すると「それがおしるしです」と言われました。
なるほど…これがおしるしなのか。
病院に来てみますか?と聞かれ、また行っても帰ってこないといけないなら行ってもなあ…と思い、もう少し様子をみますと言って、また様子をみてみました。
とりあえずお風呂に入って(シャワー)様子をみよったんやけど、これは痛い!と思ってまた病院に電話して、行く事にしました。病院に着いたのが23時半でした。
すぐに内診をすると「夕べよりだいぶ頭が下がってきてます。入院してください」と言われ、かなりドキドキ!
病院の用意した服に着替え、体温を測り、陣痛室へ…。

陣痛室」と聞くと、なんかいよいよって感じで、怖くなりました。
病室も満室だったけど、陣痛室も満室で、私は陣痛室の隅っこの方にベットを置かれ、そこで寝る事に。
私の他にもフーフーと、辛そうに息をしてる人がいました。
夫に付いていてもらったけど、夫もすることないし、しんどいだろうと思い帰ってもらいました。
まだ私は歩けたので実家に電話をしに行き、母に来てもらいました。
看護婦さんから、3分間隔になったら呼んで下さいと言われてたので、時計をずっと見てました。
母は私が痛くなると腰をさすってくれました。
時間は、はっきり覚えてないけど午前4時くらいかな?
3分間隔になったので、分娩室に移動しました。

分娩室に入った途端、かなり怖くなって母に泣きながら「怖い…どうしよう」と言ってしまいました。
痛いし怖いし、あの時は本当に辛かったなあ。
でも、誰か変わってくれるわけやないしね。
助産婦さんがまた内診をして「うん。だいぶ下がってきてるね。子宮口は4〜5p(だったと思う…)でも、お産はまだ先やね」と…。
こんなに痛いのにまだお産は先??
お腹は、ちょー痛いのにこの痛みはまだ続くが?!と思いました…。
隣の分娩室では、お産が始まっていて、その助産婦さんもすぐ行ってしまいました。
私は分娩室で1時間以上、お腹の痛みに耐えていました。

また陣痛室に戻り、陣痛に耐える。
その間、母に夫に電話して来て貰って!と頼みました。
夫を待ってる間、前の晩、友達と電話で話してた事を思い出したがね。
その友達と同じ神社に安産祈願に行ったんやけど、そこで御守りと御札、お米をもらいました。
お米は「陣痛が始まったら食べて下さい」って言われちょったがね。
電話で友達が「お米、食べるの忘れられんで」と言われたのを思い出して、母に「カバンに神社でもらったお米があるき、取って」と言って、お米を食べました。
あと、御守りを握りしめ、また陣痛に耐える…。

7時前、夫が来てくれて母は帰りました。
母はまだお産は先だろうと思ってたようです。
思えば、あのお米を食べてからが辛かった…。
午前7時頃から痛みはMAXに!!
あんまり痛くて痛くて、つい口に出てしまうがね。
痛い…」って。
そのたび、夫が腰をさすってくれるけど、さすってくれても全然痛みは和らがんし、さすってくれるのがうっとおしくなって「もうさすらんでえい…」と言うのが精一杯。
私はこの陣痛が辛くて辛くて仕方なかったです。
ほんとに。
妊娠中は「早く会いたいな〜」なんて思いよったけど、会うのがこんなに大変とは…と痛みがMAXの中、考えてました。
もう二度とこんな痛い思いは嫌や、と思ったりもしました。
もう限界!と思って夫に助産婦さんを呼んでもらいました。
私は「もう、こらえて…」と、涙ながらに訴えると助産婦さんは「うんうん。痛いね。じゃあ分娩室へ行ってみようか。いきみたい感じはある?」と言うんで「ないです」と答えました。
そう。あの時は全然いきみたいと思わんかったがね。
分娩室に上がって内診してもらうと、もう7〜8p開いてたので(確か)やりましょうと。
それを聞いてからか、急にいきみたくなって「いきみたい!!」と訴えると「ちょっと待ってね!おしっことるから」と言って何か用意をしてました。
しかし、私はいきみたくてしょうがないんで「早く…早く!」と言ったような…。

入院前、立ち合いはしないと言ってたんですが、急に夫が立ち合ってくれることになったので夫を呼んできてもらいお産スタート。
助産婦さんが夫に説明をしていました。
私がいきんだら、枕と頭を下に下げてあげてください、みたいな事を言ってました。
助産婦さんは始め1人やったけど、そのうち何人か入ってきてほんとにこれから産むんやなあと思いました。
最初のいきみが良かったらしく「すごい!この1回で頭がだいぶ下がってきたよ!この調子!」と言われ、頑張っていきみました。
途中、休憩もしながらやったんやけど、休憩するとしんどくなるんで、あまり休憩しませんでした。
いきみの練習はしたことなかったけど、出来るもんやね。
そのうち、先生が分娩室に入ってきました。
総合病院なんで、主治医の先生がその日来てくれるとは限りません。
誰先生かな?と思って見ると、超音波を見てくれるいつもニコニコしている先生でした。
主治医の先生の他に顔を知ってるのは、この先生だけだったんで、ちょっと安心しました。
いつもニコニコしてる先生やけど、やっぱりこの時は真剣な顔でした(当たり前やね)。
後で聞いたんやけど、この先生、私と同じ年!
いやあ、びっくり。

で、何度かいきんでると、先生が「切開するきね。麻酔をするき、チクっとするね」と言うたんで「はい…」と返事するのが精一杯。
先生は「疲れてんなあ。大丈夫?」と言って、そのうちチクっとするのが分かりました。
そしたら、先生が私のお腹を上から押したがね!
もう〜、痛かったと思うんやけど私は声にならないような叫び声をあげました。
☆○◎◇△▽〒※!!」 ←文字にするとこんな感じ。
お腹を2回押されたのは覚えてます。
うん。
押されていきむと、2回目で助産婦さんが「目を開けて!」と言ったんで目をあけると赤ちゃんが出てきました。
ヌルッ!」という感覚と同時に。
すると「おぎゃー!!」と泣き声が聞こえて「おめでとうございます!」と言われました。
あ〜、産まれたんやあ。終わった〜というのが、正直な感想でした。
それから先生が私のお腹をさすりはじめました。
胎盤を出しゆうんかな?と思って先生に「胎盤ですか?」と聞くと「そうそう」と言って、そのうちまた「ヌル!!
と何かが出てきたのが分かりました。胎盤です。
余裕があれば胎盤を見せてもらおう!と思いよったのに、すっかり忘れてました。
見たかった…。
そして、先生が糸で縫ってるのが股の間から見えました。
縫い物をするように、縫っている先生をぼーっと見て、また「あ〜、終わったんだなあ」と思いました。
先生によって、溶ける糸で縫う先生と溶けない糸で縫う先生がいると聞いていて、この先生は溶ける糸で縫うと後で他のお母さんに聞きました。
なので、私は抜糸しなくてもいいんや!と思うたけど、抜糸する縫い方をしてるんで抜糸するよと、後で助産婦さんに聞きがっくり。
そうそう。後で助産婦さんに聞いたんですが、お腹を押されるのは、いきみが弱い人や体力的に限界な人にするそうです。
私はきっと体力的に限界そうやったき、やったんやろうな。

赤ちゃんは、洗われて、身長体重など測られてすぐに私の横に寝かされました。
そして助産婦さんが、おっぱいマッサージを始め母乳を出してくれました。
おおー!私も母乳が出るんや〜!と、ちょっとびっくり。
赤ちゃんに吸わせようとするんやけど、なかなか吸ってくれず…。
それから1時間以上、分娩台の上で赤ちゃんと一緒に過ごし、夫も初めて見る桃ちゃんに感動してました。
夫に立ち会いの感想を聞くと「倒れそうやった…でも、立ち合って良かった」と言ってました。
あれほど嫌がっちょったのにね。「死んでも立ち会いは嫌!!」って言よったのに。
まあ、あれだけ苦しんでる姿を見たら、立ち会わんわけにはいかんと思ったのかな?

その日の夕方、初授乳をするのに授乳室で、同じ日に出産した人に会いました。
その人は4000gくらいで産んだそうでびっくり!
同じようにお腹を押されたと言っていて、途中帝王切開になるかもと言われたけど普通に産めて良かったと言ってました。
で、その人が「叫んでましたよね?」と聞かれ、あ〜、やっぱり聞こえてたんだなと恥ずかしくなりました。

と、長々と書いてみました。ちょっと支離滅裂?
時間が経ってしまったので、ちょっとあやふやなてんも多いですが。

あんまり出産に対して、恐怖や不安は抱いてなかったので、まさかこんなに痛いとは思ってもみませんでした。
でも、入院してすぐ産まれる人もいるし、長い時間かかる人もいるし、痛みが少なかったという人もいるし色々ですよね。
うん。
私は午前8時に分娩台に上がり、8時39分に産まれたんで(陣痛は長かったけど。普通?)早い方だったんやろうけど、でも長く感じました。
そうそう。母が言よったんやけど、この日の満潮が8時40分やったんやって。
へぇ〜!って感じでした。
なんか不思議やね。

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